『ウォールデン・ツー―森の生活 』B.F.スキナー(著)/誠信書房 【古書pickUp】

ウォールデン・ツー―森の生活
B.F.スキナー (著), 宇津木保 (著)
誠信書房 (1983/4/1)
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ポイント@AI

心理学者B.F.スキナーによる本作は、ヘンリー・デイヴィッド・ソローの『ウォールデン(森の生活)』を現代的(1940年代当時)にアップデートした、行動科学的な理想社会を描くSF小説です。
物語は、心理学の行動制御技術によって、対立や嫉妬、競争のない平和な共同体「ウォールデン・ツー」が運営される様子を描きます。ここでは、罰ではなく「正の強化(褒める、報いる)」によって人々の行動が導かれ、労働は最小限に抑えられ、芸術や科学、友情を育む時間が最大化されています。
単なる空想に留まらず、実際に米国の「ツイン・オークス」など、この本に影響を受けた共同体が誕生した点は特筆すべきです。建築家リカルド・ボフィルが「ウォルデン7」で空間化したのも、本作が提示した「科学的な設計によって、人間の幸福を創出できるか」という根源的な問いへの応答であったといえます。

運営人からひとこと

ウォールデン7

さきほど公開したarchiclue.の記事「ウォールデン7」で、上記でも触れていますが、ウォルデン7との関係もあるということで、この本をセレクトしてみました。

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